ノミ・マダニ予防のお願い
ようやく秋の風を感じる季節になりました。皆様と大切な家族の一員はいかがお過ごしですか。気温の差で体調を崩したりしていませんか。
最近、都内で初めて犬の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症例が確認された事をニュースで聞きました。これまで主に西日本で発生がみられていましたが、今年に入ってから神奈川県で人の感染報告もあり、より身近なことに感じています。
SFTSは、マダニにより媒介されるSFTSウイルスによる感染症です。多くの場合、ウイルスを保有するマダニに刺されて感染します。また、人と動物の共通感染症で、動物から人に感染事例も報告されています。人の場合、主に発熱と消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢)が現れます。出血症状など重篤な症状をきたすこともあります。犬猫の場合、発熱、食欲不振などの症状や白血球減少症、血小板減少症などが認められます。
まずは、マダニに刺されないようにすることが一番ですが、動物病院で扱っている信頼できるノミ・マダニ予防薬の使用で大切な家族の一員を守ってあげてください。
