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マダニの季節

さわやかで過ごしやすい季節になりました。皆様と大切な家族の一員はいかがお過ごしですか。
晴れた日のお散歩は心地よいですね。
今回は、そんな秋晴れの日に行きたくなる河原や公園に潜んでいるマダニについてのお話です。

 

 

マダニについて

マダニは春先から初夏にかけて成ダニと若ダニの活動が活発になり、
秋には雌成ダニが産んだ卵から孵化した幼ダニが大量発生します。
幼ダニは体長1mmくらいと小さく、動物の体に付着しても被毛で隠れてしまうので気づきにくいかもしれません。

 

マダニの対策

対策としては経口投与用薬剤や皮膚滴下投与用薬剤での予防が必要ですが、
大量発生するマダニに対して100%の予防・駆除効果ががあるわけではありません。
体表についているマダニは粘着テープなどで除去します。
この時マダニ体内にバベシア原虫、ライム病ボレリア、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスなど
病原体を保有している可能性があるため、素手で潰さないようにしてください。
刺咬から2日以上経過している場合は、すでに皮下にセメント様物質による組織がつくられていて、除去が難しい場合があります。
マダニが潜んでいる茂みなどに入らないようにすることも必要だと思います。

 

マダニの予防

マダニが保有する病原体は、吸血してから48時間以上経過してワンちゃんネコちゃんの体内に移行します。
予防薬を使用していると病原体が体内に移行する前にマダニを殺滅することができます。
マダニは1年を通してみられるため、冬も1カ月に1回の予防を続けてあげてください。

 

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