ブログ STAFFBLOG

カテゴリー:

院長ブログ

フィラリア症(犬糸状虫症)

日差しが暖かくなり春の訪れを感じるようになりました。皆様と大切な家族の一員はいかがお過ごしですか。我が家に愛猫「おみ」は窓辺で日向ぼっこすることが日課になっています。ぽかぽか陽気のなか幸せそうな顔で寝そべっています。

昼間の時間が長くなり桜も咲き素敵な季節になりますが、フィラリアを媒介する蚊が本格的に飛び始める時期にもなります。

昨今では、予防薬の普及により診ることが少なくなりましたが、油断していると細長いそうめん状のフィラリア(成虫の雌は25~30cm、雄は12~18cm、5~7年生存する)が犬の肺動脈や心臓に寄生し、全身の血液循環や心臓に深刻な障害を与え、最終的には心不全による種々の臓器の機能不全をひきおこし亡くなってしまいます。

飼い主様が気づく症状としては、咳をする、呼吸が苦しそう、疲れやすく散歩を嫌がる、(重篤になると腹水により)お腹が膨れてきた。などがみられます。

なにも予防も治療もしなかった場合、フィラリア症で5歳から8歳くらいで亡くなってしまいますが、しっかり予防することでほぼ100%防ぐことができます。予防薬には錠剤、お肉タイプ、注射薬があり、フィラリア予防とお腹の寄生虫の駆除、ノミ・マダニ予防を同時にできるものもあります。

3月2日(木)から令和5年度の狂犬病予防接種がはじまります。今まで予防していなかったワンちゃんもまだ間に合うかもしれません。来院時にはぜひ相談してください。

 

 

 

ページトップへ